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先輩の声

現在研修中の先生の声

前田 貴央先生
(後期研修プログラム)
2019年 群馬大学卒

入局したきっかけ

研修医として川崎市立多摩病院で救急科ローテートをしていた時に救急の魅力に触れました。よくわからない状態でくる患者さんを問診、診察、検査と自分で立てたプランで原因を明らかし、来た時よりも良くして家に帰せるという所に惹かれました。先輩達も優しくて楽しい人が多かったのも大きかったです。特に忘れられないのがwalk inで来た高カリウム血症の患者さんが来院直後に心肺停止に近い状態になり、みんなで治療にあたり救命できたとき自分もそのチームの輪に加わりたいと強く思いました。

救急医療のやりがい

入局して心肺停止やショックの治療の最前線に立つようになり、「救命をしている」という実感が得られる瞬間が嬉しいです。ICUで危機的状況にいる患者さんが上級医達の処置によりみるみる立ち上がるのを目の前にすると感動します。

将来について

小学生の頃から医師に憧れていました。まずは医師として自立することが目標ですが、将来はICUでの全身管理をメインに働く医師を目指しています。医局には色々な活躍の場を持つ先輩がいるので、その背中を見ながら将来についても考えていきたいです。

後輩へのメッセージ

当院の研修プログラムのいい所は研修プランが柔軟な所です。自分の希望にあった関連病院での研修を組んでもらえるなど自由がきく所がよかったです。私は今年は東京ベイ・浦安市川医療センターでERの研修を積んで、来年は小児ERの研修を院外でさせてもらう予定です。ぜひ一緒に働きましょう。

清水 剛治先生
(フェローシッププログラム)
2014年 聖マリアンナ医科大学卒

入局したきっかけ

きっかけは初期研修の救急科ローテーションでした。患者の安定・診断・治療方針決定と、体を動かしつつ頭も使い、かつ幅広いな内科・外科の知識も必要になるところにはまってしまいました。一度外部での研修をして戻りたいとの思いから、東京ベイ・市川浦安医療センターの救急科後期研修に入りましたが、実家のクリニックを継承しなければいけない状況になり3年間開業医として働きました。その間も当院で救急科トレーニングをさせてもらいながら現在は救急科医局員として全面復帰しました。医局長の配慮と尽力に感謝しています。

救急医療のやりがい

大きく分けて2つあるかと思っています。1つめは自分のアセスメントで患者さんの状態が大きく変わることです。救急・集中治療科医の最大の武器はアセスメント力だと思います。重症患者はアセスメント次第で状態は大きく変わります。初期治療や適切なタイミングでの手術・手技の依頼など、臓器に固執することなく全体を把握して、「今の最善の治療方針」を立てる能力が重要です。そのためすごく怖いという気持ちの反面で、「劇的救命」を遂げて、元気に退院されていく姿やそれを見て喜ぶご家族を見られるのは大きなやりがいです。また自分の能力がダイレクトかつ迅速に反映される現場なので、自分の研鑽が成長として実感しやすいと思います。
2つめは他科や他職種との連携がとても重要になることです。幅広い疾患群と重症度に対応するため、チーム医療がとても大切です。「今自分にできること」を探し出してそれに全力を尽くすのが本当のチーム医療と思いながら日々の業務に当たっています。調整役として頭を悩ますこともありますが、他科医師や他職種に感謝の言葉をもらえたときには大きな励みになります。

忘れられない言葉・アドバイス

『救急医療は医の原点である』
前教授の平先生が繰り返されていた言葉です。開業医をやっていたときにも強く感じました。患者さんは何かに困って病院に来ます。その困りごとを、何でもいいから一緒に方法を考えて解決することこそが救急医療と思います。この心がけは何科に行くにせよ、どこで働くにせよ忘れてはいけない気持ちと思います。救急の現場ではつらい・しんどい思いをすることもすごく多いです。そのしんどい環境の中で、助かる・元気になる・幸せになる患者さんがいることを信じて日々全力を尽くすのが使命と思っています。

みんなのアンケート

入局を決めた理由は?

  • 充実した指導員体制。また医局員もどんどん増えている
    時期で医局に勢いがあったから。
  • 救急医になりたかったから子育てをしながら研修が
    出来るように教授や医局員の人々が考えてくれたから。
  • ICUラウンドを中心とした教育体制、東京ベイ・
    浦安市川医療センターとの連携プログラムの存在。

こんなところがすごい!

  • ICU回診での教育。生理学的な徴候・原理、解剖学的な
    思考に立ち返り吟味していくことの面白さを感じながら
    診療できます。
  • ガイドラインや論文、最新の研究結果と付き合わせて
    どう考えていけば良いのかを示してくださいます。
    急性期のspecialistかつgeneralistを目指したい方には
    自信をもっておすすめしたいです。
  • 「Intensivist」や「重傷患者管理マニュアル」等の執筆に携わっている先生方がおり、世界標準、最前線の
    救急集中治療を学ぶことができる。
  • 教授は幅広いご活躍をされて忙しいにも関わらず
    一人一人の事をしっかり見て下さっている。臨床、研究、
    対外的な所も全て難なくこなしてらっしゃる。
  • 色々な大学から、色々な経歴を持った先輩方が
    集まっていて、単施設でも多様なことを教えていただけて、皆さんすごいです。

研修中の目標を教えてください

  • 子育てしながら着実に知識をつけていくこと。
  • まずは基礎となる型を身に付ける!
  • 昨日の自分より今日の自分が成長できるように、
    1日1個学びを作る。
  • 優しく頼もしい指導医になる事。
  • 集中治療の基礎を学んでから、プレホスピタルを視野に
    入れたER診療を身につけたい。

仕事で達成感、やりがいを
感じたことは何ですか?

  • 死期が近い患者さんと家族の時間をつくることができ、
    家族の方に『ありがとう』といわれた時にやりがいを
    感じました。
  • 多職種チームでほとんど行われていない治療戦略で
    救命し、論文発表まで至った時。新しいものを受け入れ、また世界に発信できるように指導してくれる。
  • 研修医の時から読んでいた憧れの雑誌Intensivistに
    名前を連ねた時。

最近辛かったことはありますか?

  • 子供が産まれて仕事との両立がうまくできなくなりかけた
    時がありました。上司が察したのか声をかけてくれて
    色々相談し、結果的には育休も取得させていただき
    乗り越えることができました。
  • どんな科でもあると思いますが、責任感、プレッシャーに
    押しつぶされそうな事も時折あります。
  • 勉強して準備を整えてきたつもりが全く足りていない事を
    実感した時。重症度の高い患者さんを前にして
    上級医達の姿を見ているだけ、言われるがままに
    なってしまっている時。
  • いい意味でもありますが、自分の勉強不足を
    よく痛感します。

研修終了後の進路は
どう考えていますか?

  • 画像読影に強い、ER専従医になる。
  • 外傷救急を極めるために、整形外科へ。
  • もともと急性期の全身管理を身につけたら、慢性期も
    みてみたいと考えている。
  • 自分の診療の幅を広げるべく、将来的には
    リハビリテーション医学や、スポーツ医学を学んで
    みたいと思ってます。
  • プレホスピタルの勉強をできるようにしたいと
    思っています。
  • 様々な得意分野をもつ先生方がいらっしゃるので、
    とても参考になります。背中を見て考えていきたいと
    思っています。

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